家事上達の秘話?

penchanが育った実家の特色は、その独特なおこづかい制度に凝縮されているかと思います。

●まだ小学生だったころ

おこづかいはすべて、働きに応じて、という、まことにいやな(子供にとってはいやな、親にとってはすばらしい)制度がわが家にできたことがありました。これによると、アイロンかけは1枚100円、くつみがきは、50円、おふろそうじは50円、などなど、こと細かに設定され(by 母親)、1つ下の弟と、あまりにかせげない自分たち、というかその額に!、悲しい思いをしたものでした。その後、子供たちの反乱が起き、その制度は廃止されました。でも親の思惑としては、成功したようです。だって、まともに働いたら、こんなにちょっとしかもらえないんだよっというのをたたき込まれてしまったのですから。

●中学生の時

毎月の生活費を渡され、その中で、自分のお洋服や学校の費用などを買うことになりました。なんだか急に額が増え、なんだかまかされている、わたしゃ大人だーという、まやかしに満ちた(だって実際のおこづかいの部分はあんまり増えてなかったもの!)空気に酔いしれたものでした。しかし、そんなこといったって、中学生にそんなことが急にできるわけがありません。毎月、こりゃー生活費だ、とかなんとかいって、おこづかい化してた気もする。あとになって、服がない、靴下が穴があいてる、買ってくれ、といったとき、母親に、その分であげたんでしょ、と、確かつっぱねられた気がする・・・。確か、1年くらいで、この制度も廃止された気がする、けど忘れちゃった。弟には、こういうことはぜったいできないということが誰から見ても明らかだったので、一度もこの制度は適用されなかった。まぁ、それよりはよかったかなー。これのおかげで、自分が普段、おこづかい以外のつまらないところで、こんなにお金がかかっているんだと思い知らされたのでありました。またもや親の思惑は成功したわけです。

●高校生の時

どうだったかなー。このころ、母親とよく、ほかのうちの家計の話をし、うらやましがるpenchanに、母親は、「どこも収入はそんなにかわらないのよ、要はどこにお金を使うかよ」といいました。このときのおこづかいは、確か友達に比べて多く、penchanはいろいろと本を買っていました。その他に、参考書類は、別枠だーとだだをこね、たくさん買っていました。その代わり、塾にはいかないもん、受験料ももったいないから1校しかうけないもん(単にめんどくさかっただけ)といいつつ、授業料のめちゃくちゃ高い(もちろん自由ないい学校だからしょうがないけど)学校を選んだものでした。ははは。ま、もうこの時点で、お金をかけるところにはかける、かけないところにはかけない、というポリシーができあがっていたようです。

●大学に入って1人暮らし

このような土台のもと、なんとかかんとか工夫しながら、家計簿つけを楽しむことになった(しかたなく、との声も)のでした。




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